心的外傷後ストレス傷害(PTSD)の保険

心的外傷後ストレス傷害(PTSD)の保険

心的外傷後ストレス傷害(PTSD)の保険 PTSDにかんするエビデンスは集約されつつあるが、BMJ Clinical Evidenceによると、効果があるとされているのは薬物療法においてはフルオキセチンとパロキセチンである。 効果がないとされているものは、薬物療法においてはVenlafaxineで、精神療法においてはデブリーフィングと指示的カウンセリングである。 精神療法においては認知行動療法であり、内容としてはEMDRと長期持続暴露がそれにあたる。 PTSDの予防法として一時期提唱された心理的デブリーフィング(Psychological Debriefing)は災害などの2,3日後から1週間目までのあいだにおこな行われるグループ療法であり、2~3時間をかけて出来事の再構成、感情の発散(カタルシス)、トラウマ反応の心理教育などがなされるものである。 デブリーフィングをうけない自然経過で予想以上に被害者のPTSD症状の改善が見られ、個々人やそれをとり巻くサポートの持つ自発的・自助的な回復力があらためて見直されてきている。 しかし日本トラウマティック・ストレス学会によると、1990年代後半からPDの有効性のとい直しを迫る論文があいつぎ発表され、「デブリーフィングは心理的苦痛を緩和することも、PTSDの発症を予防することもない」「トラウマ犠牲者被災者への強制的なデブリーフィングはやめるべきである」といわれている。